観ました。
あ、サッカーじゃないですよ。あっちもなんか大変みたいですが、世の中はもっと大変なことになっているようで。。。
いろんなブログなどで話題になっていたNスペ「好きなものだけ食べたい」の再放送。 見逃さずに観れた。 確かに、ある意味衝撃だった。家族とは一緒の食卓にいながら、別の食事をする子ども(しかも冷凍食品)、肥満すぎて、家族では手に負えず入院させられた子ども達とその家族、朝ご飯が菓子パンの家族など。。。 最初のウチは「この家族の人たちなにやってるんだろ~」なんて、驚き呆れながら、観てたけど、見終わった感想はただ一つ。 ここに出ていた人たちは被害者じゃんっ(怒)!!! ということだ。選ぶ方も選ぶ方っていえば、それっきりだけど、そもそも、彼らのような食生活をさせる食べ物しか普通に流通していない状況ってどういうことなんだ??? 劇薬買うには身分証明書がいる。 銃を持つには資格がいる。 お酒は二十歳になってから。 あ、タバコもね。 深夜労働とエッチなものは18禁(笑)。 毒になるものには、いろんな規制があるけど、ジャンクな食べ物の毒に関しての規制は皆無に近いのでは。確かに添加物なんかでは規制されているけど、その規制だって、各国に比べれば日本はゆるゆるだっていうじゃないですか。 今日もお昼にランチの材料を買いに会社の近所のスーパーへ行ったけど、マクロビオティック的な視点で購入できる食品なんて、1%ぐらいだからね。つまり残り99%は、マクロビオティック的な視点で見れば、なんらかの害がある、とされている食品ばかりなのだ。有機の野菜は小松菜とほうれん草と人参と生姜だけ。これじゃあ献立タテラレナイ・・・。お昼時間だから、レジに並ぶと、買い物客は、ほとんどが主婦の人たちなんだけど、かごいっぱいに入れられた食材は今の私には目を覆うようなものばっかり。。。ヤ○ザキのいつまで経ってもカビの生えない食パンとか、とっても美しいバナナとか、牛乳とかジュース、お菓子、冷凍食品(今日は全品4割引だから、まあじつにたくさん。)。。。 でも、こういうのしか売っていないんだから、しょうがないじゃん。 きちんとしたところの通販をすればいい、というのはごもっとも。私もしている。だけど、そこまでしなきゃならないってやっぱオカシイんじゃね? テレビでは、肥満の子ども達が入院最終日近くになって、食べなかったお野菜をちゃんと食べるようになった。とか描かれていたけど、子どもが100%悪いのか?それとも無理矢理でも食べさせない親が悪いのか? まず、野菜そのものに問題あるんじゃないの? 永田農法でおなじみの、あの永田照喜治さんは、子どもの野菜嫌いは子どもが悪いわけではなく、まずい野菜を子どもは本能的に避けている、と言っている。だから、永田農法で作った安全で、栄養価の高い野菜だと子ども達はパクパク食べるそうだ。永田さんの事はこちらやこちらなんかでよく分かるかと。 私だって、スーパーの野菜は食べないもの。食べてもまずいし、恐ろしくて残しちゃうかも。 実際、テレビでは子ども達に野菜を作らせている四国の小学校を紹介していた。自分たちが作った野菜を使った給食は残飯が皆無に等しいものだった。これは野菜に対する愛情とかいろいろあると思うけど(私もにわか家庭菜園者なので良くわかる!)、とんでもない農薬や肥料なんて使ってないでしょ?しかも身土不二(校庭で作ってた)でとりたて新鮮!の野菜の給食。おいしいにきまっているよ。 あと、菓子パンだけの朝食の家庭。 お母さんがアホだというのは簡単だ。 しかし、早くに夫を亡くした為に母親が、生活のために夜遅くまで労働せざるを得ない状況のため、夜更かし型の生活時間が影響して、子どもが朝食を食べないといっていた。そういった家庭でも安全で手軽に食べられる食材や、加工食品がスーパーで手軽に買えたらどんなにいいのだろう。 あと、家族と別に冷凍食品を食べていた子供の家も父親の不在をなんとなく、暗示していた。子供に罪悪感を感じている家族が子供を甘やかせていたりしているのではないのかな~。なんて想像しちゃったりもした(これは落語「湯屋番」の若旦那以上の妄想かもしれないけど。。。)。 などなど、とにかくテレビをみながら、 そういうの食べてる人がいるんですよ~。と紹介される人々を観つつ、 えー、信じらんな~い(ちょっとバカにしつつね)。 的なノリから、 テレビに出ていた人々すべての背後にある、しいては私達自身を取り巻く、食と社会そのものの、構造的な問題の重さを突きつけられて、私は怒りの心に変わっていった。 私達が簡単に手に入れられる食品は、こんな食べ物しかないのが現状なのだ。 農薬だらけの野菜・添加物だらけの食品・いつまで経っても腐らないコンビニのお弁当・不自然に育てられた肉・質の悪い砂糖だらけのお菓子・飲料水・カップラーメン・レトルト食品・冷凍食品などなどなど。。。。。 結局、 こういう食べ物を売らなくなっただけで、世の中ずいぶん変わるんじゃないの? ということを私は思うに至った。 ずいぶん、勉強させてもらいました、さすが腐ってもNスペでした。こういった食べ物を作っている会社から、たくさんたくさんお金をもらっている民放には制作できません。 少しでも、こうした意識が多くの人に共有してもらえれば、いいな。私にできることって何かあるのかな。ちょっとでも役に立てたらいいのにな。 だいたい、憲法で保障されている、人としてちゃんと暮らしてゆける権利、を犯しているよ~、スーパーにあるような食品って。憲法違反で誰か訴えればいいのに。。。こりゃ行き過ぎか。
by gabugabumaru
| 2006-06-14 15:41
| まくみち。
|
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
お気に入りブログ
エキサイト以外のブログ
|
ファン申請 |
||